今更正規化タグ(rel=”canonical”)についてまとめてみた

対策ページ以外が上昇してくる対応策として話題に上がっていたので、
復習がてらまとめてみました。

そもそも正規化タグとは?

重複コンテンツを防ぐという用途で旧ヤフー、グーグル、そしてMSNが2009年から
サポートし始めたタグです。

旧ヤフーにおいてはものの見事に無視され、正規化崩れをおこして、
ほぼ役にたっていなかったわけですが…


<link rel="canonical" href="http://www.example.com/" />

■用途

a) 重複コンテンツの防止

b) 重複URLの防止
www.有り無し、index.html有り無しの統一

c) パージネーション?ページネーション?

ひとまとまりのコンテンツが複数のページにまたがった際に利用
下記Googleが推奨する方法のようです。
全部のコンテンツが載ったページを作成し、パージネーションで分割したページは、rel=”canonical”で全部のコンテンツが載ったページに向ける。



ただし、推奨であっても、必ずしも従う必要はないようです。従わなかったからといって、マイナスに働くことはありません。

d) 施策していたページ以外のページが上昇した場合の対応策(NEW)

最近対策していたページ以外が上昇してくる現象をしばしば目撃します。

対策ページの過剰最適化だとか、内部リンクが原因だとか諸説ありますが、
だったら、上昇してきたページに対策しているページの正規化タグを入れちゃえ!っていう方法です。

これたしかに効果がありました。
ただし、私が対応した10サイトのうち2サイトだけ、さらに下層のページが上がってきた例もありました。

なんだか、イタチごっこな感じがするので、根本的な原因を特定しないとですね。

使用上の注意

・同ドメイン内、別ドメインの指定も可能

・必ずしも記述内容に従うわけではない。

・絶対URLでの記述を推奨

・body内での記述は無視

また、ヘッダーがインクルードしているサイトは下層のページに全て同じ正規化タグが入ってしまい、
インデックス数が1件という悲しい結果になりますので、正規化タグを設置した場合はチェックが必要です。

・301転送が使えるようであれば、301転送を推奨
正規化タグと301転送の力関係

301転送> > >正規化タグ
※私の見解です。

【参考サイト】

海外SEO情報ブログさんがとっても参考になります!
・「重複コンテンツ・重複URL」のおさらい
http://www.suzukikenichi.com/blog/review-of-duplicate-content/

・Googleが推奨する、パージネーション(ページ分割)でのrel=”canonical”タグの使用法 from SMX Advanced 2011
http://www.suzukikenichi.com/blog/how-to-use-rel-canonical-tag-with-pagination/